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八百屋との話 [美味しいことと美しいこと]

小さい時に食べた人参は本当に青くさくて
独特の香りが嫌いになる人もわかるような気がしたけれど
最近の人参は水っぽくて甘いし、青くさくない。
甘くてくさくないなら食べやすいけれどあの味が人参らしさではなかっただろうか。

最近のさくらんぼはアメリカンチェリーのように皮が厚くてぶりぶり。強く甘味がくる。
前のさくらんぼはもっと繊細で淡い香りと少し酸味。
食感も皮も繊細でどこか優しさや可愛らしさのある品のいい食べ物だった気がするのに…。

苺は大きく甘く、酸味は少なく。
大き過ぎると真ん中が空洞になりやすいし、周りばっかり艶々赤くて中はしろっぽい。
そして水っぽい。砂糖水みたい。香りはどこへ行ってしまったのか?

和梨もどんどん洋梨化してるし、桃も砂糖水みたいな味になってる。
昔ながらの桃はもはや貴重品で一つずつ桐の箱に入ってくるありがたい食べ物らしい…。

お浸しよりはサラダが主流で青菜は人気がない…。
最近は鍋物でも春菊よりは水菜とかの方がよく使われるらしい。
小松菜、ほうれん草もいがいが、とげとげで強いヨ―ド(海藻みたいな香り)は嫌われ者。
どんどん味が薄くなってるらしい…。


もちろん変わらない物もあるけれど
総じて苦味、酸味、灰汁やえぐ味、青い香り、土臭さは嫌がられ
薄甘い香りのない物へと変化しつつある…気がする。
食べやすい?…のかな?
いや、味覚が子供のままで繊細な感覚は失われ、大人味は嫌われてるのね…。
全部同じ味になっちゃうよ==!!!
どうなる日本!!
心配だ===!!!
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コメント 4

inacyan

確かにそんな感じがしますね!
昔の路地物のような強い味は今の消費者には好まれないのかも知れませんね(><;)
没個性ではつまらないと思うんですけど・・・ね(^^)
by inacyan (2010-05-07 19:02) 

nyankome

トマトもそうですね。
子どもの頃食べたあの青臭いトマトはどこにもありません。
春菊、私は大好きですが、学生の頃の友人は、鍋に入れると怒るので、宴会のときは食べられませんでした。(^_^;)
by nyankome (2010-05-08 00:39) 

yuka

inaちゃん、ねぇ、そんなんじゃつまんないですよね!
最近は大人でも子供味しか食べない人も少なくないように思うんです。
美味しいのに、ね。残念・・・・。

nyankomeさん、トマトは本当青臭いの減りましたね!あの、皮の厚い、力強い味はどこへ行ったのでしょう。
そんなこと言う私の母も青臭いものは食べられません・・・。何で私が青い味が好きなのかしら?
by yuka (2010-05-09 17:06) 

アヨアン・イゴカー

アヨアン・イゴカーと申します。初めまして。nyankomeさんのところでこちらのブログURLを拝見しやって参りました。

>総じて苦味、酸味、灰汁やえぐ味、青い香り、土臭さは嫌がられ
薄甘い香りのない物へと変化しつつある…気がする。

すべてに於いて、こうなっているかもしれません。
by アヨアン・イゴカー (2010-08-14 08:40) 

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