Bar最終日の夜。

Bar最終日。さすがにGWの最後の日だから

外、ぜんぜん人が歩いていませんでした。

・・・・というわけで前々からやってみたかったキャンドル・ナイト!

もともと歌舞伎の話になった時、

歌舞伎役者が舞台道具を使って

料亭を貸しきって江戸時代そのものを再現してみたら

女形の「しな」は色気を出すためにやっているのではなく、

暗くて見えないから近くに寄ったのだ、というのをきいたことがある・・・と言う話でした。

今では出すお店も少なくなったコンソメ。

暗いところではきっとその透明な液体が光を反射して綺麗だったんでしょうね、

ということでやってみました!!

重要なのはろうそくの高さです。

燭台がないのでちょと低いですがいいかんじです。

綺麗に磨かれたグラス、ワインはとても綺麗で

きっと白いテーブルクロスに銀器が置かれれば

よりきらきらと綺麗だったでしょう。

腰から下はかなりまっくらなのでよくないことを、

例えば毒を盛ったりしないようにするために

テーブルマナーが生まれたのだと聞いたことがあります。

女の人の色の白さは強調され、より美しく、

男性は年齢不詳になります。

首元や指に大ぶりのきらきらアクセサリーは重要です。

きっと白い巻き髪のかつらはとても綺麗に見えたんでしょう。

なぜか火に集まって親密な感じになります。

会食はとても意味のあることだったんでしょうね。

パテを少しかじりましたがいつもより脂が美味しく感じられました。

古いレシピも今食べたら重いものも多いですが

暗いと口の中の満足度が高いものが美味しく感じます。

いわゆる脂肪分とか、バターとか、ゼラチンの多いもの、ですね。

すごく口の中の感覚に鋭敏になります。

でも今の頭の体操的な料理は暗いところで食べても

ちっとも美味しくないんでしょうね。

見えないから相手の声も非常に重要になります。

当時の純正率での音楽は感覚を満足させたのでしょうか。

なんでも｢見て｣知ってしまわないからこそ、

五感がより際立って活躍していたのだな、と思いました。

今度はこれで食事と演奏!

やってみたいなぁ。

そうだ、もっかいそういう映画を見とこう。

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ぽちっとな。

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タグ：ろうそく 会食 五感